不妊治療の流れ
まずは現状を知ることから!
スクリーニング検査
治療に入る前に、まずは不妊の原因を突き止める必要があります。この不妊の原因になる要因を突き止める検査方法を「スクリーニング検査」と言います。スクリーニング検査には主に以下の5つの方法を用います。
■超音波検査 ■血液ホルモン検査 ■感染症検査 ■卵管造影 ■精液検査 ...など
不妊治療は簡便な一般不妊治療から始まり、徐々に高度な生殖補助医療(ART)にステップアップして行きますが、このスクリーニング検査の結果により、まずどのステップに進むべきかが決まります。
スクリーニング検査結果による治療ステップの違いについて


各ステップごとの治療方法について
STEP.1一般不妊治療 タイミング法
タイミング指導:排卵の頃に卵胞の発育をチェックし、性交のタイミングを指導します
STEP.2一般不妊治療 人工授精(AIH)
排卵誘発を行った上で、排卵時期直前に夫精液を処理をして子宮内腔に注入します
STEP.3高度生殖補助医療(ART) 体外受精・顕微授精・凍結胚移植
体外受精
卵巣を排卵誘発剤で刺激して卵子を採取し、培養液中で受精させた受精卵(胚)を2~6日程培養して、子宮内へ移植、または凍結保存します(凍結した胚は別周期に融解の後、移植します)
顕微授精
顕微鏡下で、採取した卵子に精子を針で注入することで授精させる方法です。その他は体外受精(上記)と同様です。
凍結胚移植
事前に凍結した受精卵(胚)を融解し、周期を調節した子宮内膜へ移植する方法です。